農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
コラム「風倒木」について
半世紀近くにわたり農村を歩き、農家主婦の方々の話を聞いて、大量のレポートを書いてきた。自分勝手にまとめたものが多く、「論文」でもなく「聞き書き」でもない、不徹底な代物ばかりで不評のまま現役を退いた。ところが「農村生活研究」分野が消滅する危機に際し、有志による新センターが発足することになり、OBも発言の機会が与えられました。本人は将に倒木状態ですが、ここに茸が生え、成分が分解されて、森の糧となればありがたいと短文をよせることとした。森川辰夫
森川 辰夫(もりかわ よしお)
1936(昭11)年、東京生まれ。小・中・高と過ごし、東京教育大学農学部で菱沼達也に師事。農業改良普及員資格をとり秋田県を受験するが不合格。千葉県農協中央会に就職して、当時の営農指導員育成の仕事を担当。1960年以降、菱沼研究室の助手として勉強のし直しで、成田分室の仕事を担当。この頃は農業労働がテーマで、農村生活研究会に幾度か報告する。大学移転問題の最中、農業技術研究所農村生活科に転勤。生活時間・農家食生活問題に移行し、中国農業試験場ではさらにむら問題もやらされる羽目に。しかしこの時、研究サイドと普及サイドの交流のため、研究室発行の月刊誌「むらのくらし」をつくり、近畿以西の全普及所に送る活動を展開した。東北農業試験場では「農家生活リズム論」をまとめた。つくばの農研センターでは農村高齢者問題に着手し農業総合研究所でも継続したが、まとまらず。プロジェクトとしても実らなかった。再び東北農試に勤めたが「生活者の創る農とくらし」を作っただけになる。農水省退職し(1993.9)、弘前大へ移る。この間の仕事としては、「集落移転後の二十年」「これまでの普及 これからの普及」がある。2001.3に現役を辞めて、100%の年金生活者となる。茨城大の中島紀一教授の勧めで、「農村の暮らしに生活の原型を求める」を書き、話合いをやる(2002.7 刊行)。
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