農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
芸術(?)の秋
11月前半、芸術文化(というほどのものでもないけれど)行事で多忙でした。「二日会展」(二日会というのは中津のクロッキーだけの会で、毎年秋に展覧会を開く。クロッキーだけではなく、日ごろ家で描いた油絵・水彩画なども出展する)が11月1日から4日まであり、重複して2~3日は築城の文化祭、また重複して4日には太極拳の大会もあり、中に「2の日」の基地座り込みもあり、バタバタと本当に走り回りました。4日の夕方、「二日会展」の片付けが終わって一息つくと、翌週の土日には、我がムラ「船迫」の初めての「文化展」開催です。
船迫文化展が実現したこと、ちょっと感動です。小さな田舎の公民館で出品者もまだ少ないけれど、でも、「芽」が出たこと、うれしいです。ずっと以前、一度ムラの役員の会議で私が提案した時には「あんたが一人で全部やるなら、やればいい」と一蹴されました。今回は、自治会長が提案し進めてくれて実現しました。
婦人会も老入会も解散して、ムラの人たちが集う機会がなくなってしまった船迫ですが、文化展の2日間、三々五々に公民館に来て、作品を見て、製作者と話し、お茶を飲み、みんな笑顔で帰って行きました。
ずいぶん前から毎年、地域の文化祭をやっている地区もたくさんあります。それらを観に行って、それぞれの工夫・特徴を学んで、次回の船迫文化祭に生かせればと思っています。自治会長は「当面は二年に一度の開催」と言っているけれど、そのうち「毎年やろう!」と言わせてみせるゾ。
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私自身は油絵を続けたいと思っていて、「二日会展」はモチベーション上げる大事な場です。でも、展覧会を念頭に描くと、どうしても大きな作品になるわけで、アトリエとして使っている部屋には大きなキャンバスがどんどん増えて行くばかりです。娘にいつも言われます。「あんたが死んだら、全部燃やすけネ」
確かに、娘にしてみれば、金掛けてゴミを増やしてるだけだよなぁ。でも、40年間封印していて、やっと戻ってきた世界だから、手足が動く間、もう少し描かせてよ。世間に絵のうまい人は山ほどいるけど、自分の中で、ちょっとでも高みにいけるかな、と思い思い集中できる唯一の世界だから。
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.46(2012.11.30発行)より転載
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