農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
家事力
以前、新聞で「家事力=資産価値」というのを読みました。最近は家事の多くを専門業者に依頼して代価を払う。そのためにお金を必要とし、忙しく働くからもっと家事が出来ない。家事の出来る人は、子どもでも家庭内での資産価値は高い。逆に高給を取るサラリーマンでも家事がまったく出来なければ家庭内では資産価値0である。
というような内容でした。昔はお金を使うという行為は特別なことだったけど、今はお金を使わない日はおそらく皆無だろう、ともありました。なるほど。家事をする、というのは資産価値を高めることなのだと、当たり前のことに気がつかされた思いで読みました。
年末に、宅急便の仕分けのアルバイトをしている知人から聞きました。
12月29日までは、餅などの荷物が多いけれど、30、31両日の宅急便の大半は「冷凍おせち」なのだそうです。デパートやネット通販で「おせち」を取り寄せる家庭が急増しているそうです。「冷凍とはいえ、中身が少しでも動くと苦情が来るので、絶対に傾けないように仕分け・積み込み・配達するのが大変だ」とか。家族が少ないから黒豆を煮ても余って大変だもんなぁ。でも、あんな小さいセットに何万円も出すのもなぁ…。
家事力なぁ…。
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.47(2013.1.31発行)より転載
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