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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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鳥日記(2011.5)

 「目に青葉、山ほととぎす 初鰹」の季節です。ほととぎす、とにかくよく鳴きます。我が家の周辺でも、ほぼ一日中鳴きます。鳴き続けます。たぶん同じ個体、つまり一羽だと思うのですが、我が家の近くの高くて葉の茂った木ばかり数本選んで、その数本の木を移動しながら鳴き続けます。早朝から、昼間も、夕刻も、深夜であっても鳴きます。雨がザーザー降っても鳴きます。木から木へ飛び移る途中も鳴きます。大きな甲高い声を張り上げて鳴きます。トッキョキョカキョク・トッキョキョカキョクと鳴き続けます。
 よく疲れないものだと感心します。よくノドがつぶれないものだと感心します。あれはメスへのラブコールなのでしょうか。縄張り宣言なのでしょうか。いずれにしても、オスという生き物は大変です。
duredure35_usagi.jpg 最近、母のこともあり、あまり遠出していません。家の周辺で見かける鳥の種類も冬場に比べると減っていて寂しいです。いま、カメラが活躍するのはもっぱら野ウサギちゃんに向けてです。バイトに行く途中の田んぼに脇の茂みから野ウサギが出てきて、のんびり草を食べているのに頻繁に出会います。
 いつも同じ距離から同じ時間に撮るので、似たような写真ばかりになり、娘からバカにされます。でも、毎日「今日は出ているかな?」「おっ、いた!」とついついカメラを取り出すわけで、同じ大きさ、同じアングルのウサギちゃん写真がどんどん増えていくばかりです。
 しかしまあ、このウサギちゃん、車がガンガン通る道路に面した田んぼでのんびりお食事の毎日って、警戒心なさすぎじゃないの?

渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.35(2011.5.31発行)より転載
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