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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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鳥日記 (2012.5)

dure2_43tubame.jpg 先日、テレビで俳優の柳生博さんが井の頭公園で野鳥を探すという番組を見ました。最後に、自分のジャケットの襟のバッジを示して、ツバメの話をしました。
 「最近、ツバメが減っている。環境の変化でエサとなる昆虫が減ったこと、家屋のスタイルが変わって巣をかける軒が少なくなったこと、巣の材料になる泥が減った(田畑が減った)ことなどが理由だろう。ツバメの繁殖に必要な環境を守るための寄付を募っている。千円寄付してくれると、このバッジを届ける。」というような話で、そのバッジはコバルトブルーのツバメの形をしていました。
 柳生さんはずいぶん前から日本野鳥の会の会長だそうです。
 早速、鳥師匠三丸さんを通して申し込みました。バッジ欲しさにです。動機は不純だけど、まあいいでしょう。こういう寄付を「バードメイト」というそうです。
 田舎ではまだツバメはいっぱいビュンビュン飛び回っているけど、確かに都会では巣をかける場所がなくなってきてるんでしょうね。
 我が家の玄関先の電線にも、ツバメがよく止まっていたりするので、納屋に巣をかけるための板を打ち付けてみました。でも、いっこうに巣作りする気配はなく、いつも乗用車のフロントガラスにフンをベチャッと落としてくれるばかりです。
 コラコラ、私はバードメイトだよ。あんたたちのために千円寄付したんだよ。お返しがウンコじゃああんまりってもんだよ。恩知らずめ。
dure2_43sika.jpg 最近、鳥の写真はあまりいいものが撮れません。私の行動範囲が狭くなっているせいかも。その代わりに、シカによく出会います。ここ数年、シカがとても増えて、人家近くに頻繁に現れるようになっています。
 小鹿は警戒心がなく、カメラ目線で寄ってきたりします。かわいいけど、農家にとっては害獣なんですよね。田植えが終わって苗が根付いた頃に、田んぼに入って苗を食べるそうです。
 シカやイノシシが増えたのは、鉄砲撃ちが減ったせいなのかも。

渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.43(2012.5.31発行)より転載
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