農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
拷問か?
前号に「耳鳴り」のことを書きました。頭の奥でキーンと常に鳴っている音。かかりつけ医に「耳鼻科の検査で異常は見つからなかった」と報告したら、「一度、脳外科に行ってMRIを撮ってみたらどうですか」と紹介状を渡されました。連休明けだったけど、なかなか病院に行く気持ちになれなくて(手術が必要だ、なんてものが見つかったらいやだとおもって)、娘に急かされて、やっと一昨日行きました。初めてのMRIです。
「大きな音がするので覚悟してください」と耳栓を渡されました。
いやぁー、びっくりしましたねえ。大きな音と言うけど、道路工事でドリルでコンクリを壊すような音が続いたかと思うと、ロックバンドのドラム演奏のような音が繰りかえし鳴り響いたり、それが全部耳の側というか頭全体というか、もう、機械が壊れてんじゃないの?っていうくらいすごい音で、ほとんど拷問でした。20分の長かったこと。
結果は、全く問題なし、でした。2月の始めに一度倒れて後頭部を強打したのが少し気にかかっていて、それで検査を受ける気になったのですが、脳内のどこにも出血も脳梗塞の痕跡も血栓も動脈瘤も何もない、ということでした。ほっとしたけれど、要するに耳鳴りの原因は不明のままで、やっぱり「加齢」のせいとあきらめてキーンの中で暮らすしかないようです。
同年代の友人たちの中にも、「セミの鳴き声」の人や「電話の呼び出し音」の人やいろいろいて、「年のせいなンかねぇ」とみんなあきらめ顔です。仕方ないです。
それにしても、あのMRIという拷問機械は二度と近づかないゾ。絶対に!
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.43(2012.5.31発行)より転載
「大きな音がするので覚悟してください」と耳栓を渡されました。
いやぁー、びっくりしましたねえ。大きな音と言うけど、道路工事でドリルでコンクリを壊すような音が続いたかと思うと、ロックバンドのドラム演奏のような音が繰りかえし鳴り響いたり、それが全部耳の側というか頭全体というか、もう、機械が壊れてんじゃないの?っていうくらいすごい音で、ほとんど拷問でした。20分の長かったこと。
結果は、全く問題なし、でした。2月の始めに一度倒れて後頭部を強打したのが少し気にかかっていて、それで検査を受ける気になったのですが、脳内のどこにも出血も脳梗塞の痕跡も血栓も動脈瘤も何もない、ということでした。ほっとしたけれど、要するに耳鳴りの原因は不明のままで、やっぱり「加齢」のせいとあきらめてキーンの中で暮らすしかないようです。
同年代の友人たちの中にも、「セミの鳴き声」の人や「電話の呼び出し音」の人やいろいろいて、「年のせいなンかねぇ」とみんなあきらめ顔です。仕方ないです。
それにしても、あのMRIという拷問機械は二度と近づかないゾ。絶対に!
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.43(2012.5.31発行)より転載
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