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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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農と人とくらし研究センターの設立

 私は生活改良普及員として、30数年間、農家の暮らし向上や農村女性の活動を支援する仕事に携わってきました。この時に何かと教えや方向を示していただいたのが、(社)農村生活研究センターというところでした。しかし、行政改革や農政施策の見直しなどの影響を受けて、このセンターがなくなってしまいました。普及員を辞めた後でも、農村で暮らす一人となった身にも、真に豊かな農村の暮らし、農業者としてのあり方を研究し提示されるものがなくなったことはとても残念に思っていました。
 ところが、今年になって、そのセンターにおられた研究員の方々が、新しく「農村の暮らしの中で、次世代に残さなければならない価値あるものを明らかにし、次世代に伝える方法を探すため」に、特定非営利活動法人「農と人とくらし研究センター」を設立され、9月8日に長野県岡谷市で設立総会が行われました。
 メンバーの方々は農村生活を研究されておられる研究者の方がほとんどですが、設立趣旨に沿った活動をされるためには、農村で暮らしたり、農村のことをよく知っている人たちが一緒に行うことがとても大切だと思います。センターではすでにホームページも立ち上げて、センターの仕事を皆さんに知っていただき、参加や協力していただくように呼びかけています。現在、普及指導員としてご活躍中の方々は勿論のこと、農村に暮らしたり、農業に携わっている方々や、農村に住んでいなくても、農業をしていなくても、自らの暮らしを、農業・農村とのかかわりの中で豊かにしていきたいと思うことがあれば、ぜひ、ホームページを見ていただいたり、直接センターの会員になっていただけるように願い、ご紹介します。
 農と人とくらし研究センターのホームページアドレスは http://www.rircl.jp/  

特定非営利活動法人農と人とくらし研究センター 設立趣旨書
農山漁村の暮らしの豊かさとは何でしょうか。暮らしを成り立たせるための、自然に働きかけるさまざまな営みや人と人の間の結びつきの中にあるのではないでしょうか。
農山漁村の暮らしの形は、時代の流れによって、大きく姿を変えてきました。その間に、農山漁村の人々は何を獲得し、何を失ったのか。また、変わらずに続いているものは何なのでしょうか。農と人とくらし研究センターは次世代に残さなければならない価値あるものは何かを明らかにするとともに、次世代に伝える方法を探したいと考え設立されました。
国内及び海外の農山漁村での調査研究、情報発信を行うとともに、人が集い学びあう場を作ることを通して、農山漁村の人々の暮らしと社会に寄与することを目的とします。
 (9月8日農と人とくらし研究センター設立総会における設立趣旨書より)

『ひぐらし記』No.17 2007.9.30 福田美津枝・発行 より転載
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農と人とくらし研究センター

Research Institute for
Rural Community and Life
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