忍者ブログ

農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

味覚に成長なし・たまねぎの季節

onion.jpg 田植えが終わって、夜になるとかえるの合唱が楽しく聞こえ、水を張った田んぼの上を渡る風が爽やかです。我が家の前の川には蛍が飛び始めました。
 新たまねぎの季節です。白くてみずみずしいたまねぎは薄く切って鰹節を載せ、醤油をかけて食べると、おいしいらしいです。というのは、私はたまねぎやねぎの生まが苦手なのです。毎年、たまねぎを初めて畑から採ってきて作るのはこの鰹節・醤油かけですが、自分では食べません。サラダ類にも生たまねぎは入れないので、家族には気の毒ですが、毎日3食、年がら年中作って食べさせているもののわがままを、少しくらい通させてもらっても罰は当たらないと開き直っています(食べたかったら自分で作りなさいと)。
 その代わり、くたくたに煮たたまねぎは好きなので、じゃが芋やえんどうと一緒に煮たり、豚肉やベーコンと炒めて塩・こしょうで食べたり、味噌汁の実にしたものも好きです。小さい頃は卵とじが大好きでした。くたくたに煮た甘辛いたまねぎと半熟気味の卵のハーモニーは絶妙です。年を重ねても味覚はまだまだ子どものようです。

福田美津枝
『日々の暮らし・日々の食べもの 26』より転載
PR

農と人とくらし研究センター

Research Institute for
Rural Community and Life
e-mail:
Copyright ©  -- 農・人・くらし --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ