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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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スクっと立つほうれんそう

yasai.jpg 畑へほうれん草を採りに行くたびに、何かが違う気がずっとしていました。ある日、それに気がつきました。いつもなら、寒の入りの今頃のほうれんそうは、葉をペタっと地面に広げていて、鎌や包丁で根っこから切り取る時には、葉の下から地面すれすれに刃先を入れなければならないのですが、今年は寒の入りの今でも、ほうれんそうがスクっと立っていて、まるで3月頃の姿のようです。温暖化。吹く風は毎日冷たいのに、地面はいつもより暖かいのか。周りを見回してみても、みょうに緑っぽいようです。いつもならそこらの雑草も霜で枯れて茶色っぽい地面が広がるのに、今年は何か草々も緑っぽく、時々はタンポポの花さえ見かけます。
 いつもと同じ寒さだと、首筋を縮めているのは、こちらが年々年をとっている証拠で、やはり地球は暖かくなっていて、ほうれんそうや雑草はそれに敏感に対応しているのでしょうか。この分だとほうれんそうや正月菜だけでなく、大根や白菜の薹立ちも早くなるのかもしれません。薹立つ前にしっかり食べなければ。

『ひぐらし記』No.19 2008.2.2 福田美津枝・発行 より転載
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