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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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鳥日記 (2009.1)

miyamahojiro.jpg 鳥に夢中になって半年余り。ついに「鳥日記」を書き始めました。自慢じゃないけど、私、日記どころか家計簿だって3日と続いたためしなし。それが「鳥日記」書き始めて一ヶ月以上経ちました。
 書き始めたのは、「わからない鳥」を見つけた時、大まかな特徴を文字とスケッチで記録して、後で図鑑を見、それでもわからない時は鳥プロの○丸S子さんに聞く、そのためでした。
 そのうち、「わが家」の鳥たちの動静や犬の散歩の時に今日は何と何を見たとかまで書き、ま、ついでに鳥以外のこと、つまり普通の人が日記に描くようなことも「ついでに」メモ風に書き留めたりと、日記らしくなってきました。
 必ず毎日書く、と気負わずに時々は休みながら書いています。
 写真の方も東京のSさんから頂いた一眼レフのカメラは鳥専用という感じで使わせてもらっています。鳥というのはなかなか近くに寄らせてくれないし、じっとポーズをとってもくれないので、ピントが合う前にいなくなったりして、難しいです。
 去年、餌台のミカンをついばむメジロのアップ写真を送ってくれた国東(大分県)の養鶏農家大熊さんが新作メジロ写真をまた送ってくれました。手紙がついていて、「2m迄近づいても逃げずに撮らせてくれるのは撮影者の『純粋さ』?か。」とありました。
 悔しいねぇ。私はまだメジロのアップは撮れてません。
 きっと、大分県のメジロは去年一年間、国体マスコット『めじろん』で人気沸騰だったから、カメラ慣れしてるんだよ。
 な~んて、負け惜しみの一人言です。
 先日、鳥プロの○丸さんの案内で、耶馬溪にオシドリを見に行きました。オシドリなんて、掛け軸の中や着物の裾にしかいない生き物という印象なのだけど、いるんですねぇ、自然界に。しかも、そこいらへんに、どっさりと。
 山国川の少し上流、耶馬溪の入口あたりの川にいましたよ、あの「おもちゃみたいな色と形のオシドリ」が2~30羽ひとかたまりで。川幅が広く、道路の対岸近くに浮かんでいて、小さくしか見えなかったけど、確かに「オシドリ」です。
 写真を撮ろうとガードレールから一歩先に踏み出したら、途端にパーッと全員飛び立ってしまいました。ごめん、ごめん、彼らにとって危険水域に踏み込んでしまったんだろうね。
 オシドリに逃げられたので更に上流へ。梶原さんの実家に立ち寄ると家のすぐ裏のハゼの枝に小鳥がいっぱい。「ほらほら、エナガだよ」と○丸さん。あの、あこがれのエナガが本当にいっぱい、ハゼの実を捜して枝から枝に。長いしっぽも羽根のピンクの模様も見えたよーっ!
 エナガというのはメジロくらいの小鳥で、鳥マンガ『とりぱん』で「ハムスターの耳を取ったような顔」と紹介されていて、以来、あこがれていたのです。
 ほかにもいろんな鳥に出会えて、満足、満足。(ルリビタキ、イカル、オオタカ、カケス、ハヤブサ等々)
 ○丸さんはすごいです。変態かも。だって、走行中の車の前をさっと横切った鳥(らしき影)を「今、○○のオスがあそこに降りた」なんて言って、その通りなんだもの。「この辺、何かいそうな匂いがする」なんて、やっぱり変態だぁ!

渡辺ひろ子(元・酪農家)『私信 づれづれ草』NO.13(2009.1.31発行)より転載
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