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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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小鳥

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 春です。最近、また「目まい」が少々。夜、眠ろうと目を閉じると目の中がぐるぐる。朝、目覚めて目を開くと視界全体がぐるぐる。これまでも時々起こって、ずっと前、一度病院でCTやいろいろ検査してもらって、「特に異常はありません。多分、年齢から来るものでしょう」と30代のきれいな女医さんから言われてちょっとムカついたことがあり、以来、目まいが起きても医者には行きません。たいてい、一週間もすれば収まる程度のものなので…。たぶん、〝年齢から来るもの〟なのでしょうねぇ。
 朝の「ぐるぐる」が収まったら、犬の散歩に出かけます。30分くらい歩きます。まだ風は冷たいけれど、それでも少し前までの刺すような冷たさとは違って「ああ、春の風になって来たなぁ」という感じです。昨日、つくしを見つけて数本摘んで帰って、つくしだけの茶わん蒸しを食べました。
duredure6-1-2.jpg わが家の周辺の田畑や雑木林や果樹園や里山を歩くと、たくさんの小鳥に出会います。車でブーッと通ってしまっていた時には単なる「小鳥」としか分からなかった鳥たちも、ゆっくり歩きながら見ると実にいろいろいるわけで、色も姿も鳴き声も飛び方も様々です。
 でも、私は鳥の名前がほとんど分かりません。目にやきつけて家に帰って、急いで図鑑を見てもやっぱり見分けがつけられません。せいぜい、スズメ、ヒバリ、メジロ、セキレイ、ヒヨドリ、カワセミ、ウグイスくらいが見分けられる程度です。
 いつもわが家の庭先にちょんちょんとやって来て、車のミラーにウンコして行くきれいな小鳥の名が最近になってやっと「ジョウビタキ」の♂だと知りました。
 名前を知るというのは大事なことです。名前がわかると途端にいとしさが増します。
 カワセミはなかなかお目にかかれないけれど、出会った日は朝から幸せになる気がします。
 中津の三丸S子さんは植物・鳥のプロで、鳥の声だけで名前を全部当てることが出来る名人です。弟子入りしたい気分です。
 今年はメジロがとてもたくさん来て、梅の花などをついばんでいます。もう少し暖かくなるとウグイスの声が響き渡るようになるでしょう。初夏にはホトトギスの声も…。ホトトギスは声は知っているけど(トッキョキョカキョクと鳴く)姿は見分けられません。それから、わが家の裏の藪にはキジの夫婦やコジュケイ一家も住んでいて、時々窓の下を走っていたりします。
 とてもいい所に住んでいるなぁと、そんな時に思うのです。野うさぎもいるし、きつねもいるし…。
 これで、空が静かだったら、天国なのに…と、戦闘機の轟音に身をすくめながら思う今日この頃です。
 でも、先日(2月23日だったか?)の突然の大雪には驚きましたねぇ。爆弾低気圧とやらの日です。北国の人から見れば「何を甘えたことを言ってるの!」だろうけれど、朝起きてみたら、10センチ以上の積雪で愕然!こんなに積もったのって何年ぶりだろう。
 雪が積もるとわが家は冬眠です。大きい道路は車がたくさん通るので雪も早く消えるのだけど、わが家から大きい道路まで出られません。チェーンを装着するほどの距離じゃないし…というわけで、雪が解けるまで出かけないことにしています。ま、せいぜい2日ですから。
 テレビの週間天気予報を見ていると、新潟って、冬中ずぅーっと雪だるまが並んでいますねぇ。あれを見ると、ああ、私って、天国に住んでるなぁと、申しわけない気持ちになります。
 新潟県で唯一の知人野崎さん、いかがおすごしですか?早く春が来るといいですね。

渡辺ひろ子『私信 づれづれ草』NO.6(2008.2.29発行)より転載
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