農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
嗚呼・山桜
わがムラ船迫の船迫小学校は3年前に廃校になり、跡地は国に買いあげられることが決まり、校舎取り壊しの予算も議会を通り、いよいよ工事が始まったようです。跡地に何が出来るのかも住民は知らないままです。数日前より、校庭にユンボが見え、「いよいよ取り壊しが始まるのか」と複雑な思いで下の道路を通っていました。そうしたら、校舎破壊の前に衝撃の光景が…!
学校へ上がる坂道の上り口の脇にあった大きな山桜の木が根元からざっくりと切り倒されて切り株だけになってしまっていたのです。
学校の入り口というより船迫の入り口という位置にあって「ようこそ」と出迎える桜でした。切らねばならない理由があったのか?とても残念です。長い長い年月を生きて、毎春、広い枝いっぱいに花を咲かせて人々の上に花びらを降らせてきた巨木です。どんな音をたてて巨体は倒れたのでしょう。事前に説明があれば「あの木は残して」という働きかけも出来たろうに。本当に残念です。人間のいとなみの愚かさに腹立たしさいっぱいです。
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.31(2011.1.18発行)より転載
学校へ上がる坂道の上り口の脇にあった大きな山桜の木が根元からざっくりと切り倒されて切り株だけになってしまっていたのです。
学校の入り口というより船迫の入り口という位置にあって「ようこそ」と出迎える桜でした。切らねばならない理由があったのか?とても残念です。長い長い年月を生きて、毎春、広い枝いっぱいに花を咲かせて人々の上に花びらを降らせてきた巨木です。どんな音をたてて巨体は倒れたのでしょう。事前に説明があれば「あの木は残して」という働きかけも出来たろうに。本当に残念です。人間のいとなみの愚かさに腹立たしさいっぱいです。
渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.31(2011.1.18発行)より転載
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