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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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原発なしでも、暮らせます

 原発が危険で制御不能になる代物だということを連日見せ付けられながら、それでも「原発なしには暮らせない」と、政治家もマスコミも御用学者も言い続けています。これこそ最大の「デマ」です。火力・水力発電でも、今ある設備を全部稼働させれば十分に電力は供給できます。例えば豊前火力発電所など、1年に十数日しか稼働していません。最初からそうなのです。原発の補助としてしか使っていないのです。「何が何でも原発ありき」なのです。そこには我々には思いもよらない利権や思惑が隠され、そういうもので「国の方針」が決定され、我々の税金も命も吸い込まれているのです。
 「原発がなければ、こうして毎日、停電になったりするんだぞ」と国民を恫喝し、マインドコントロールするための「計画停電」に踊らされることなく、「原発なしで、暮らしたい」と声を上げましょう。もし、電力が不足したら、まかなえる電力にみあった暮らし方をすればいいのです。
 一晩中、こうこうと明かりをつけ、大きな音を出し続けて人々を享楽へ誘う繁華街。3交代で機械も人も休ませないで生産を続ける工場群。季節外れの農作物を生産するためのハウスの電光と保温。金儲けのために次々と生み出されたシステムやモノや「場」を点検して取捨選択することで、我々の暮らしはずっとシンプルで穏やかで安全なものになるでしょう。
 菅総理がこんな事態でも「原発は必要」と言い続ける理由の一つに、CO2削減目標25%というのがあるらしいけれど、CO2を削減しても、世界中に放射能を撒き散らしたらもっと迷惑です。

渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.33(2011.3.31発行)より転載
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