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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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メイちゃんの俳句

 私がバイトに行っているY牧場の孫・メイちゃんは小学校1年生の女の子で、牛が大好きです。
 彼女の学校のある豊津に国分寺の三重塔があり、町のシンボルとして、毎年、祭りが開催されます。その国分寺祭りのイベントの一つに子どもの俳句コンクールがあります。「お題」は「お正月」でした。
 メイちゃんの句が教育長賞に選ばれました。
 「お正月 おなかがすいたと 牛が鳴く」という句です。
 正月と言えども、牛飼いは早朝から、いつもと同じ通りの仕事をしなければならないわけで、元旦くらい、ちょっと寝坊してもいいだろう・・・なんて思っても、牛たちはそんなことお構いなしにいつもの時間になれば「エサをくれーっ」と鳴くのです。
 そういう牛飼いの生活をよく表現していて、牛飼いの家族ならではの句だと感心。
 メイちゃんのママいわく、「来年は『お正月 乳を搾れと 牛が鳴く』にすればいいやん」
う~ん、妙案。そのテで行けば数年は使えるねぇ。「お正月 子が生まれると 牛が鳴く」とか、さ。
 とにかく、メイちゃん、おめでとう。

渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.32(2011.2.28発行)より転載
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