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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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わが家の畑・冬編

 秋に種まきに失敗し、殆どの野菜が虫に全滅させられた中、ニンジンだけは過去にこれほどの豊作はなかった、と思うくらい大きなのがぼこぼこ採れてます。
 早く食べてしまわないと、少し暖かくなると筋が硬くなって食べられなくなります。東京の長女の所に米を送る時、ニンジンもどっさり入れました。孫たちよ、ニンジン嫌いでも食え!
 それから、ジャガイモも少し植えていて、草ぼうぼうのまま、忘れてしまっていて、霜が降りる頃になって掘りました。これがまた巨大なジャガイモ。びっくりです。連日、カレーとシチューと肉じゃがです。
 虫に全滅させられた大根や小松菜やチンゲンサイやカブなどの「跡地」には、豊富な肥料を吸って青々とやわらかでうまそうな雑草が生い茂っています。ヒヨコグサなんか本当にうまそうです。今度食ってみます。
 ブロッコリーは、年末年始に降った雪のおかけで、やっと青虫から解放されたのですが、今度はヒヨドリ攻撃です。不思議に花芽(人間が食べる部分)は食べないで、葉っぱばかりつつくので、まあ、被害は少ないんだけれど、糞害に困っています。
 ヒヨドリが出たところで、再び鳥の話に戻るのですが、冬になって、やたらとヒヨドリが増えて、キーキーと鳴き叫んでいまして、まるで世の中の鳥の8割くらいはヒヨドリなのでは・・・とさえ思うほどでした。
 ところが最近、ヒヨドリと思っていた鳥の中の何割かは、ツグミだったり、シロハラだったり、ムクドリだったり、ということがわかって来ました。あの大きさの鳥はみんなヒヨドリと思ってよく見もしなかったし、声に至っては、「ヒヨドリっていろいろ鳴き方にバリエーションがある」なんて知ったかぶりしてました。恥ずかしい限りです。ヒヨちゃん、「暴走族」とか「チーマー」とか悪口いったりしてたけど、ごめんね。
 畑に話を戻します。マルチを敷いて、スナップエンドウとソラマメを撒きました。ソラマメは私はあまり好きじゃないんだけど、実は、テレビの『鉄腕ダッシュ』という番組で(私、実はジャニーズのTOKIOのファンなのです)ソラマメを使って「豆板醤」を作っていたのを見て、長女に「ダッシュ村のホームページに作り方が載ってるからプリントして送って」とたのんだのです。作ってみようと楽しみに苗の成長を待っているところです。
 あっという間にもう2月です。3月に入ったら、春ジャガを植えます。種ものも、秋の失敗にもめげずに又、いろいろ撒くつもりです。
 畑のちょぼちょぼ野菜を作って、鳥を眺めて、ひねもすのたりのたりかな。いい人生です。

渡辺ひろ子(元・酪農家)『私信 づれづれ草』NO.13(2009.1.31発行)より転載
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