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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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百姓道具

nougu.jpg 百姓をするということは、土地を耕し、作物を植え、育てて収穫して食べるという一連のくらしである。収穫して食べるという土地から持ち出すものを自然な形で戻すことに循環の系が成り立つのであるが、現実には土地から持ち出したものをも戻すことは不可能なので諸々の工夫が必要となるのである。
 このような作業をまた、体と鍬と鎌があればよいという訳にはいかず農機具が一通り必要になった。稲作は規模が小さいので耕耘・代掻き・田植・収穫・乾燥の様な大型機械は委託作業とした。
 それでも、様々な農具が必要で、篠竹ブッシュを刈る長柄大鎌から始まって管理機(5HP)、チェーンソー、草刈払機、グラインダー、電気かんな、籾摺精米機、鍬類、鎌類、鋸類、井戸用ポンプ、動力八反返し(水田中耕除草機)等と機械の利用無しには百姓が出来ないのが実際であった。
 山村で百姓ぐらしをするということで、住まいを建て木屋・物置も建て、百姓道具も一通り揃えた。そうして百姓ぐらしの春夏秋冬が始まった。

小松展之『あわくら通信』第34号(2008.5.21発行)より転載
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