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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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干し物いろいろ

 米の収穫が終わって、ほっとするまもなく、いろいろな仕事がやってきました、そうでなくても、秋は何かと忙しい時なのです。秋は日が短いのに、なぜか干し物が多くて、それを出したり入れたり、そんなことで毎日あわただしく過ぎて行きます。

ハブ茶
 夏、くさぎご飯を教えいただいたTさんにねだったハブ茶(えびすぐさ)。軽トラックで株ごと届けてくださったものを莢?ぎして、竹箕で干しています。昔、在所で祖母が作っていました。煎ってお茶にして飲みます。懐かしい味がするかな?

しいたけ
 山においてある原木から採って来たしいたけ。うちでは食べ飽きているので、近所・友人に配り、その残りを細かく刻んで干しました。今のしいたけは大きく(大人の手のひら以上)、雨上がりのものなので、そのままではなかなか乾きません。

kaki.jpg干し柿
 今年は山の果樹園の蜂屋柿(渋柿)が大豊作でした(昨年は1つも生らなかった)。近所・友人・親戚・職場(家人)に届けた残り約180個を剥きました。干し柿作れというばかりで、干し竿も作ってくれない家人を恨みながら、玉ねぎ干し竿を占領し、離れ二階の褄に竿が渡してあるのを見つけ、はしごをかけて干しました。怖かった。

柿の皮
 干し柿に剥いた皮も、干して風呂に入れるといいというので干しました。

しろだつ
 しろだつ(はすだつ・軸を食べる緑の軸の里芋)を知人がたくさん届けてくださいました。酢炒りにして食べましたが、干しておいて煮て食べたかったので、ねだって、もう一抱えいただきました。皮を剥いて竹笊で干しています。水で戻して、油揚げや烏賊と炒め煮にして食べるつもりです。

唐辛子
 引っこ抜いた胡椒の株についていた赤い実を採って、笊で干しています。辛味のない胡椒だったので、唐辛子になるかわからないですが、料理の彩には使えるかなと思って。観光地の朝市なんかで売っているように、藁で上手に編めたら風情があっていいけど。

漬物・佃煮
 「あぜみち文庫」で借りた「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」(魚柄仁之助著朝日選書)を読んでわが身を振り返り、冷蔵庫の中から出てきた漬物・佃煮の類を細かく刻んで(捨てないところがいじましい)、竹笊に広げてからからに干しました。ジャーのご飯を食べる時に混ぜたり、炒飯に入れて隠し味にと涙ぐましいリメイク奮闘。

 このほかにもまだ義母が種採り用のピーマン、ササげ、なた豆、オクラなどを干し、大豆も筵数枚を広げて干しています。朝の家事を終えて、干し物を庭に拡げ、3時頃になるとバタバタと干し物を片付けるのが、最近の仕事です。もう少したったら、大根干しもするつもりです。 

『ひぐらし記』No.18 2007.11.20 福田美津枝・発行 より転載
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