農・人・くらし
NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム
イギリスの休日 vol.1
はじめに
現在、事務所の運営業務に明け暮れ、少しも農村生活に関するご報告ができない私に岐阜の福田女史からイギリスの話を紹介したらという提案がありました。臆面もなく、恥をご紹介いたします。
イギリスの休日
1 期間: 平成18年9月26日~10月4日
2 旅行先: イギリス(ロンドン・ウェールズ南部)
3 日程と内容:
(1) 9月26日(日本からイギリスへ)
6時24分発のサンダーバード乗車。京都ではるかに乗り換え。関空の三井住友銀行で1万円両替。1ポンド240~250円。両替後、ふと通路一つ挟んだ泉州銀行では1円くらいの差がある。ロンドン市内の両替はこの1円くらいの差でなく、手数料が0円だったり、10%だったりバラバラ。イギリスは物価が高い。
関空発11時45分JALにてロンドンへ。時差8時間。飛行時間12時間。機内は快適。ただし真ん中の座席で狭い。(エコノミー症候群!!)機内には背もたれで画像が見られ、映画・ゲーム・進路・機外の様子など楽しめる。救命具の着け方もこの画像で説明される。健さんはマージャンゲームを楽しんでいた。私は例によってZZZ……。機内食もまあまあ。
ヒースロー空港着16時15分(イギリス時間)。時間を得した気分。地下鉄は妙に暑い。こちらは気温が高めらしい。ヒースロー飛行場からロイヤルナショナルホテルまで地下鉄を使用する予定だったが、直通の地下鉄路線にトラブルあり。こうした地下鉄のトラブルも日常茶飯のようだ。ヒースローコネクトという汽車と地下鉄を使ってホテルへ。ぐったり。
ホテルに隣接するBARでフィッシュアンドチップスとビール(エール)を食す。チップス=フライドポテトだが、ここのはさっぱりからっと揚がっていてまあまあ。しかし、味付けは客が好みで塩こしょう、ソース、酢をかけるようになっている。でかい白身魚のフライと山盛りのチップスだったがこれで5.5ポンド=1,300円以上とは暮らしづらそう。
(2) 9月27日 (イギリス ロンドン)
ロイヤルナショナルホテルの横の公園。
高い木が茂り、心地よい。この日も気温は高め。
ホテルの食事はコンチネンタルで少々さみしい。次の宿では伝統的なイングリッシュスタイルだ!!
宿は2日目も同ホテル。荷物を預けて待望の大英博物館へ。世界各地から歴史遺産を集めた博物館が入場無料。志を入れるBOXは入口に設置されている。さすが大英帝国。昔日にはミイラ発見を目指し、フランスと競争(今もそうなのかも)していたというが、古代オリエントと地中海の世界からの収集品には圧倒される。
船に乗せ、運搬してきた方法を推測するだけでもわくわくするような石造物がごろごろと展示されている。また石に彫られた壁画もそれを切り出して持ち帰ったものが年代毎にいくつもいくつも並べられている。(歴史に詳しい方がみれば整然と整理されていることが理解できるであろうが、世界史の知識の乏しい身にはひたすら石造物の大きさと精巧な細工に感心するばかり)見学もかなり体力を要する。午前2時間見学後、昼食休憩をとり午後2時間見学しても全館制覇はギブアップ。大英博物館の入口。かなりの経費をかけた偉大な国家事業も、現在の「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」では館の維持経費だけでも大変だろう。管内には修学旅行・遠足といった子供たちも多い。また、高校生もしくは大学生たちであろうか、石造スケッチ者も目立つ。現在でもメソポタミア等で発掘作業が継続されている。こうしたもの以外にブリテンの古い時代のもの、アジアの展示物も多く、日本の国立民族博物館以上である。
博物館前の通りには一番お得な両替所があったが、日本円の感覚で買い物をすると「こんなもので何故この金額だ?!」となる。
お楽しみの昼食はキドニーパイ(羊肉を煮込んだものをラードで練りこんだパイ生地に包んで焼いたもの)とローストビーフとフライドポテト。ラードのパイ生地は重い。ローストビーフもソースがせっかくの肉を不味くしているといったら申し訳ないか?でも塩・こしょうだけの方がいいが。ビーフよりフライドポテトが皿にどんと鎮座している。
この後、全てのレストランで日本のように水がさっとでてこない(外国では当然だが)ことがとても残念。これでお水がごっくんとできたらと思う場面が実に多かった。野菜については生でちぎって並べてあるだけ。
右写真は大英博物館前でお疲れの私。
ロゼッタストーン型のチョコも館の博物館売店に。ネルソン提督率いるイギリス艦隊に万歳!
ホテルで一休み後、19時過ぎに市街へ繰り出す。(なかなか日が沈まない)博物館での疲れのせいかアラブ系のあんちゃんが作る屋台のホットドックを購入。(炒められたタマネギの匂いにフラフラ)タマネギだけはおいしかったがソーセージ はまずい。パンも今ひとつ。妙なホットドックで空腹感がなくなってしまい、軽い夜食とする。近くの24時間ストアでサラダ、リンゴ、鮭をはさんだサンドイッチ、ワイン、ミカン。これで2,500円くらいとは……。
サンドイッチ、サラダはマヨネーズ類の油が濃く口が粘る感じだが、果物は美味。
ホテルは歯ブラシなどの小物は不備だが、疲れてぐっすり。しかし、夜中2時すぎに警報機が鳴り響いた!!一大事と服を身につけ、荷物を急ぎリュックに入れ、6階から外へ。1階の大きな中庭に200数十人、数分間で宿泊客が全員でてきたと思われるが(中にはパンツ一つで裸足の若い男性も)ホテル側の説明は無い。一台来ていた消防車もすぐに帰り、客はほどなく階段で部屋に。騒いでいたのは、カードキーをそのままにして脱出してきた客のみ。ホテルからは翌朝にも説明や侘びは一切なし。日本との違いをひしひし。
28日の宿を予約した。最近はインターネットで予約するのが当たり前になっているようです。
井上照美
現在、事務所の運営業務に明け暮れ、少しも農村生活に関するご報告ができない私に岐阜の福田女史からイギリスの話を紹介したらという提案がありました。臆面もなく、恥をご紹介いたします。
イギリスの休日
1 期間: 平成18年9月26日~10月4日
2 旅行先: イギリス(ロンドン・ウェールズ南部)
3 日程と内容:
(1) 9月26日(日本からイギリスへ)
6時24分発のサンダーバード乗車。京都ではるかに乗り換え。関空の三井住友銀行で1万円両替。1ポンド240~250円。両替後、ふと通路一つ挟んだ泉州銀行では1円くらいの差がある。ロンドン市内の両替はこの1円くらいの差でなく、手数料が0円だったり、10%だったりバラバラ。イギリスは物価が高い。
関空発11時45分JALにてロンドンへ。時差8時間。飛行時間12時間。機内は快適。ただし真ん中の座席で狭い。(エコノミー症候群!!)機内には背もたれで画像が見られ、映画・ゲーム・進路・機外の様子など楽しめる。救命具の着け方もこの画像で説明される。健さんはマージャンゲームを楽しんでいた。私は例によってZZZ……。機内食もまあまあ。
ヒースロー空港着16時15分(イギリス時間)。時間を得した気分。地下鉄は妙に暑い。こちらは気温が高めらしい。ヒースロー飛行場からロイヤルナショナルホテルまで地下鉄を使用する予定だったが、直通の地下鉄路線にトラブルあり。こうした地下鉄のトラブルも日常茶飯のようだ。ヒースローコネクトという汽車と地下鉄を使ってホテルへ。ぐったり。
ホテルに隣接するBARでフィッシュアンドチップスとビール(エール)を食す。チップス=フライドポテトだが、ここのはさっぱりからっと揚がっていてまあまあ。しかし、味付けは客が好みで塩こしょう、ソース、酢をかけるようになっている。でかい白身魚のフライと山盛りのチップスだったがこれで5.5ポンド=1,300円以上とは暮らしづらそう。
(2) 9月27日 (イギリス ロンドン)
ロイヤルナショナルホテルの横の公園。
高い木が茂り、心地よい。この日も気温は高め。
ホテルの食事はコンチネンタルで少々さみしい。次の宿では伝統的なイングリッシュスタイルだ!!
宿は2日目も同ホテル。荷物を預けて待望の大英博物館へ。世界各地から歴史遺産を集めた博物館が入場無料。志を入れるBOXは入口に設置されている。さすが大英帝国。昔日にはミイラ発見を目指し、フランスと競争(今もそうなのかも)していたというが、古代オリエントと地中海の世界からの収集品には圧倒される。
船に乗せ、運搬してきた方法を推測するだけでもわくわくするような石造物がごろごろと展示されている。また石に彫られた壁画もそれを切り出して持ち帰ったものが年代毎にいくつもいくつも並べられている。(歴史に詳しい方がみれば整然と整理されていることが理解できるであろうが、世界史の知識の乏しい身にはひたすら石造物の大きさと精巧な細工に感心するばかり)見学もかなり体力を要する。午前2時間見学後、昼食休憩をとり午後2時間見学しても全館制覇はギブアップ。大英博物館の入口。かなりの経費をかけた偉大な国家事業も、現在の「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」では館の維持経費だけでも大変だろう。管内には修学旅行・遠足といった子供たちも多い。また、高校生もしくは大学生たちであろうか、石造スケッチ者も目立つ。現在でもメソポタミア等で発掘作業が継続されている。こうしたもの以外にブリテンの古い時代のもの、アジアの展示物も多く、日本の国立民族博物館以上である。
博物館前の通りには一番お得な両替所があったが、日本円の感覚で買い物をすると「こんなもので何故この金額だ?!」となる。
お楽しみの昼食はキドニーパイ(羊肉を煮込んだものをラードで練りこんだパイ生地に包んで焼いたもの)とローストビーフとフライドポテト。ラードのパイ生地は重い。ローストビーフもソースがせっかくの肉を不味くしているといったら申し訳ないか?でも塩・こしょうだけの方がいいが。ビーフよりフライドポテトが皿にどんと鎮座している。
この後、全てのレストランで日本のように水がさっとでてこない(外国では当然だが)ことがとても残念。これでお水がごっくんとできたらと思う場面が実に多かった。野菜については生でちぎって並べてあるだけ。
右写真は大英博物館前でお疲れの私。
ロゼッタストーン型のチョコも館の博物館売店に。ネルソン提督率いるイギリス艦隊に万歳!
ホテルで一休み後、19時過ぎに市街へ繰り出す。(なかなか日が沈まない)博物館での疲れのせいかアラブ系のあんちゃんが作る屋台のホットドックを購入。(炒められたタマネギの匂いにフラフラ)タマネギだけはおいしかったがソーセージ はまずい。パンも今ひとつ。妙なホットドックで空腹感がなくなってしまい、軽い夜食とする。近くの24時間ストアでサラダ、リンゴ、鮭をはさんだサンドイッチ、ワイン、ミカン。これで2,500円くらいとは……。
サンドイッチ、サラダはマヨネーズ類の油が濃く口が粘る感じだが、果物は美味。
ホテルは歯ブラシなどの小物は不備だが、疲れてぐっすり。しかし、夜中2時すぎに警報機が鳴り響いた!!一大事と服を身につけ、荷物を急ぎリュックに入れ、6階から外へ。1階の大きな中庭に200数十人、数分間で宿泊客が全員でてきたと思われるが(中にはパンツ一つで裸足の若い男性も)ホテル側の説明は無い。一台来ていた消防車もすぐに帰り、客はほどなく階段で部屋に。騒いでいたのは、カードキーをそのままにして脱出してきた客のみ。ホテルからは翌朝にも説明や侘びは一切なし。日本との違いをひしひし。
28日の宿を予約した。最近はインターネットで予約するのが当たり前になっているようです。
井上照美
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