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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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鳥日記 (2011.2)

 去年秋に横着していて菜園の春野菜準備が大幅に遅れました。キャベツやブロッコリーの苗を植えたのは11月に入ってから。冬が思いの外寒かったこともあり、まだ「苗が大きくなった」程度でキャベツも玉になっていないし、ブロッコリーの花芯も小指の先くらいのままです。その畑に2月になってから、ヒヨドリが襲いかかり、数日で全ての葉を食べつくしてスジだけにしてしまいました。あわてて寒冷紗を掛けたけど、葉っぱがなくっちゃ、この後の成長は望めないだろうなぁ、と気落ちしています。憎きヒヨドリめ!どうしてくれるんだよう。
 2月10日、中津市山国町の山国中学校に平和学習の講師として行きました。全校生徒65人の小さな学校です。
 授業が終わって帰る途中、あ、去年、鳥師匠三丸さんの案内でオシドリを見に来たのは確かこの辺りじゃなかったっけ?と思って車を停めて、下の川を覗いたら、うわぁっ、奇跡だよ、いるじゃないかよ!オシドリがいっぱい!
 感動、感激、至福の時間を過ごして、「山国中学での話、へたくそだったかなぁ」という後悔の念を洗い流してさらさらと忘れて家に帰りました。
 2月も終わり近くなって、最近、家の周辺が少し寂しくなり始めています。田んぼにいっぱい群れていたツグミがめっきり減りました。昨日まで毎日庭の木や車のミラーに止まって、ヒッヒッと鳴いて愛嬌を振りまいていたジョウビタキが今日は一度も姿を見ませんでした。
 そろそろ「渡り」が始まっているのでしょうか。あの、小さな翼を何万回も動かしてシベリアまで戻って行く小鳥たちの旅が無事であることを祈り、また秋に会える日を待ちます。
 旅の途中でハヤブサなんかに食われるんじゃないよ。
 昨日、今川河口に行ったけど、4羽越冬していたクロツラヘラサギはもう1羽もいませんでした。ウミウもカモ類もめっきり減っていました。この場所は秋までは本当にガランとして何もいなくなります。漁港近くなのでトンビは年中ぐるぐる飛んでいますがね。
 ところで、鹿児島県出水市のツルや大分県でオシドリなど、野鳥に鳥インフルエンザの発生が伝えられたけれど、あの出水市のツルのように密集して暮らしていても、野鳥の場合、大量死にはならないのですね。自然界の不思議というか・・・。
 最近、鳥の写真がくっきり撮れません。目に問題あり、です。眼科で「軽い白内障。更に緑内障を疑わせる所見あり」と言われました。がが~ん、ショックです。3月18日に検査です。単なる老眼の進行だと思っていたのに・・・。体は確実に老朽化しているんだわぁ。

渡辺ひろ子(元・酪農家)
『私信 づれづれ草』NO.32(2011.2.28発行)より転載
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