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農・人・くらし

NPO法人 農と人とくらし研究センター コラム

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鳥日記 (2009.5)

hirenjaku.jpg 連休あけ、鳥師匠三丸さんの家に行って、な・な・なんと「ヒレンジャク」を見ました。図鑑でしか見られない鳥と思っていたヒレンジャクが、中津平野の普通の家のさくらんぼの木に20羽以上群がって、赤い実をついばんでいるのです。うっそー、って感じで大興奮!
 やっぱり、鳥変態三丸さんのヘンタイエネルギーが呼び寄せているとしか思えないよ。
 なお、ヒレンジャクが群れてついばんでいたさくらんぼの木は、隣の家のだそうで、その家の人は「ヒヨドリだと腹がたつけれど、ヒレンジャクなら許す」と、鳥に食われてしまいつつあるさくらんぼを笑ってながめているとか。
 ヒレンジャクは冬鳥なので、もう多分いないと思うけど、来年のさくらんぼの時期が待ち遠しいです。
 この日ヒレンジャクを見たあと、三丸さんの案内で、安心院にハヤブサのヒナを見に行きました。これもまた感動もの。
 高い岩場に巣を作っていて、望遠カメラでも小さくしか撮れなかったけれど、三丸さんが三脚を立てて望遠鏡をセットして、ちゃんと照準をヒナに合わせてくれたので、目の前にいるように大きくはっきりと見えました。すげーっ、かっこいい!
 まだ飛べないヒナといえども、さすが猛禽類。いかにもハヤブサって精悍さでした。
 三丸師匠のおかげで、いろんな経験させてもらって感謝です。
 話は変わりますが、私が毎日夕方に仕事に行っているY牧場での出来事です。すぐそばの木に巣を作っているカラスのカップルがいます。そのカラスのしわざと思われるのですが、子牛小屋のウオーターカップ(自動給水器)の中に、最近毎日、フナなどの頭や骨、スズメの頭、ヘビの一部などが入っているのです。贈り物のつもりなのか、嫌がらせなのかカラスの気持ちはわかりませんが、生臭くて牛が水を飲まないので、毎日カップの中を掃除しなければならないと、Yさんがぼやいています。
 最近、近所で見れる鳥が平凡になって少々つまらないのです。今も常にカメラを持ち歩いているのですが、めっきり出番が減りました。スズメ・カラス・ハト・ホオジロ・ウグイス・シラサギ・アオサギ・ヒバリ・セキレイ・ムクドリなどです。田に水が入ってシラサギが特に増えています。鳥漫画『とりぱん』によると、北国の田にはシラサギがいないのだそうですね。知らなかった! 明日、三丸さんとまた山に行く予定です。あそんでばかりのこの頃ですが、金のかからない遊びだから、まあいいか。40年働いてきたんだし・・・。
 ところで、最近スズメがいなくなりつつあるという話をよく聞きます。私の家の周辺にはスズメはいっぱいいるので実感ないんだけど『とりぱん』にもスズメが減ったとかいてあったので、本当なんでしょう。人の一番身近にいる鳥に変化が・・・。

渡辺ひろ子(元・酪農家)『私信 づれづれ草』NO.16(2009.5.30発行)より転載
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